社会福祉法人東京コロニーが2001年に「グラフィックデザイナー養成講座」を開講し、翌年の10月から私たち2期生がスタートを切りました。

グラフィックデザインの基礎である基礎造形、色彩を学びながら、ホームページを作る課題が出されました。受講生同士でペアを組み「デザイナー」と「クライアント」になり、互いのホームページを作るという条件でした。今までは自分のイメージを形にしていく訓練でしたが、今回は新しく「相手」の存在が介入してきました。


このサイトは私がクライアントになり、同じ2期生の河野さんがデザイナーとしてできたものです。クライアントとして自分の要望をいかに正確に、叉相手にわかりやすく伝えることの難しさを実感しました。

仕事の進め方、コミュニケーションの取り方など難題ばかりでしたが、デザイナーの河野さんからは、「こうしたほうがよいのでは」と提案を持ちかけて頂き、大いに助けられました。


私とデザインの接点は、小学校の6年間絵画教室に通っていたことかもしれません。対象物をじっくり観ることの重要性、色の不思議さ難しさを漠然と感じていたように思います。ただその後手を使う作業が難しくなってきたので、絵を描くことから離れてしまいました。

高校時代は車に興味があって、車椅子を乗せる機能面とデザイン性の両方を持ち合わせた車を作ってみたいという夢を持っていました。もっと現実を考えるようになってからは、車のポスターやパンフレットを作る仕事に就けたらと思うようになりました。


十年勉強してやっと少し仕事ができるようになると、講師の石塚先生が仰っているように、厳しい世界だと痛切に感じています。

2003.3.10 佐久間 庸

講師・石塚先生のサイトはこちら>>>



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