エス・チームは、在宅就労支援のパイオニア、(福)東京コロニーが運営する、働く障害者のチームです。
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es-team(エス・チーム)とは?

沿革

多様なワークスタイルにあわせた「在宅で就労」する仕組みの誕生

es-teamは、障害のある人たちの多様なワークスタイルを支援するため、社会福祉法人東京コロニー職能開発室が2000年4月にスタートさせた、登録制の在宅就労グループです。東京コロニーが情報処理部門設立から20年間培ってきたIT技術と在宅就労に関するノウハウをいかし、働く障害者のネットワークを結成して運営支援を行っています。
2013年1月には、運営主体を東京都葛飾福祉工場に移管し、あわせて登録メンバー(在宅ワーカー)のうち4名が、同工場に就職することとなりました。これは、前年の行政通知により条件付きで可能となった「就労継続支援A型事業の在宅利用(=就労支援施設で在宅就労)」という仕組みをいちはやく採りいれたスタイルで、全国初の試みとして注目されています。

年表
西暦 出来事
1975 情報処理事業開始(トーコロ情報処理センターの前身)
1984 コンピュータ・プログラマー養成および在宅就労システムに関する研究事業(三菱財団福祉助成事業)
1989 重度身体障害者在宅パソコン講習事業開始
1998 「障害者に対する在宅就労支援事業(労働省(当時))」に参画
1999 有料職業紹介事業開始
2000 在宅就労グループ「es-team(エス・チーム)」結成・スタート
2004 「障害者の在宅就業に関する研究会(労働省(当時))」に参画
2006 在宅就業支援制度(発注奨励)開始に伴い、在宅就業支援団体登録
2009 「福祉就労における在宅利用の調査研究事業(厚労省)」に参画
2013 東京都葛飾福祉工場、民営化に伴い障害福祉サービス多機能型事業所に。2013年1月、es-teamの運営を同工場に移す。就労継続支援A型事業において、全国初の在宅利用(在宅就労)開始。
2015 一般社団法人日本テレワーク協会(東京都千代田区)が主催する「第15回テレワーク推進賞」において、奨励賞を受賞。
es-team(エス・チーム)」結成15周年記念セミナー開催
2016 天皇皇后両陛下行幸啓(東京都葛飾福祉工場)

趣旨

一人ひとりのスタイルにあわせ、「働く仕組み」を構築

障害のある人の「働く」はさまざまです。企業に雇用されるという形態だけでなく、フリーランス(請負)という働き方を希望する方も増えてきています。移動のハンディを克服できるだけでなく、「1日少しの時間でも労働による社会参加がしたい」「自分の専門分野で勝負したい」といった、個人の「働くこと」に対する考え方に合わせた働き方が可能になります。働き方は、個人のスタイルにあわせる工夫を行い、かつクオリティの高い仕事をすることで、経済的な自立をめざしています。

就労形態

運営主体の移管にあわせて、3つの就労形態から選び、働くことができるようになりました。
どの形態も在宅就労が基本である点は変わりません。

フリーランス

単発の仕事を請け負い、個人事業主として働きます。
仕事内容、勤務時間を自由に選択できることが最大の利点であり、体調、生活スタイルに合わせた働き方ができます。
現在8名が該当します。

就労継続支援A型事業の在宅利用

東京都葛飾福祉工場に就職し、働きます。
定時勤務のため、時間に制約がありますが、雇用型のため、安定した収入を得ることができます。
週20時間以上の勤務、月1回の葛飾福祉工場への訪問等が条件になっています。
現在4名が該当します。

就労継続支援B型事業の在宅利用

非雇用型の就労形態。
現在該当者は在籍していません。

ワーカー

es-teamは、在宅で働く障害のある人たちで構成されています。主にデザインやWebコンテンツの制作スキルをもつ技術者たちが日々お客さまのニーズに応じています。「お客さまの喜びは自らのヨロコビ」をモットーに、障害の有無に関係なく、自分たちのもてる力を発揮しています。
現在、首都圏を中心に12名の在宅ワーカーが登録されています。
詳しくは、ワーカー募集のページをご覧ください。

業務内容

Webコンテンツ企画・デザイン・制作/プログラム開発/DTP・印刷/イラストレーション/文章執筆/編集・翻訳/障害者アートを使った商品開発 等
詳しくは、業務内容のページをご覧ください。

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