エス・チームは、在宅就労支援のパイオニア、(福)東京コロニーが運営する、働く障害者のチームです。
 
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es-teamの魅力

2011年09月21日  尾崎 発

こんにちは。尾崎です。
今回は、es-teamの魅力について書きたいと思います。
やはりes-teamの魅力と言ったら、どんな障害があってもパソコンを操作さえできれば自宅で働けるということだと思います。私はes-teamに所属するまでは、自分が働けるとは夢にも思っていませんでした。障害者雇用では1日8時間、週40時間が基本ですが、私は体力がなく毎日の通勤や長時間座っていることができない上、呼吸器もしているので人の助けがないと何もできません。働くとしても長時間の労働は困難です。そのため、働くことはできないと考えていました。そんなときに、es-teamを知りました。es-teamでは、様々な障害のある方たちが自分の体調に合わせ、入力機器を工夫しながら働いている様子が分かり、ここでなら私も働けるという希望が持てました。自宅で働くのであれば母に手伝ってもらうこともでき、きつい時にはすぐに休むことが可能なのです。外出が難しく、体力がない人にとって在宅就労は魅力的だと思います。
また、es-teamの契約書では「ワーカーが体調不良などで仕事が履行できない場合、早めに申し出ればそれを理由に不利益な扱いはしない」という条項があります。私もそうですが、障害者にとって急な体調不良はつきものです。この条項は働く上で安心の担保となります。この条項はes-teamの魅力の一つと言えるでしょう。
様々な障害を持つ方が自分らしく働いているということも、es-teamの魅力です。趣味と仕事を両立して積極的に活動されていたり、ヘルパーの事務所を経営されていたり、経験豊富ですごく仕事ができるなど、障害を全く感じさせないメンバーがたくさんいます。多様な考え方や生活上の工夫、働き方などを見聞きでき、参考になることばかりです。私はそんな皆さんの話を聞き、感心すると同時に様々な刺激も受けています。物事の考え方も柔軟になった気がします。今後とも、無理のない範囲で働き、やりたいこともしつつ、社会参加もしていきたいと思います。
es-teamに所属して一年半、自分の体調と相談しながら仕事をこなしてきました。働くということで、メリハリある充実した毎日を送れています。働くことが難しいと思っている障害のある方でも、es-teamのような在宅就労であれば、おのずと道が開けてくると思います。このような働き方がもっと普及することを願うばかりです。国にもより一層、障害者の在宅就労への支援をしてほしいです。
池と鴨の写真

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