嬉しかった出来事

2015年09月28日  尾崎 発

今年の夏はなんだか消化不良な感じで終ってしまいそうですね。暑すぎるのはきついですが、やっぱり夏は雲ひとつない青空で冷たい物が美味しく感じられるような晴天がいいです。私は暑いのも寒いのも嫌いという超わがままな人間ですが、春夏秋冬の季節感はきちんと味わいたいものです。このところは異常気象で季節感が分かりづらいのが寂しい限りです。
不順な夏とは裏腹にちょっと前のことですが、そんなことが吹き飛んでしまうような嬉しい出来事がありました。Webサイトのデザインコンペに3度目の挑戦にして初めて私が作成した作品の一部が採用されました。キービジュアルがなんと採用されたのです。思っても見なかったことでとても嬉しかったです。少し大げさですが自分の手掛けた作品が世の中に出ることほど嬉しいことはないですね。
今回キービジュアルを作成しているときにデザイン作成は奥が深いなとつくづく感じました。画像と図形の位置関係や角度、色のグラデーションなど、ちょっとしたことでデザインの印象はがらりと変わります。様々なデザインパターンを作って見比べたり、色や角度を変えたりするなど試行錯誤でなんとか完成させることが出来ました。
このようなことがあった後に、佐野さんの東京オリンピックのエンブレム騒動があって色々と考えさせられました。ベルギーの劇場のロゴには確かに似てはいますが、東京オリンピックのエンブレムは右側の心臓をイメージした赤い円が入っていることでオリジナリティーがあると個人的には感じました。ただ、佐野さんの仕事はずさんすぎましたね。審査書類や発表会でのエンブレム展開例に人のブログ画像を無断使用していたり、他の作品では佐野さんの監修にもかかわらず部下任せだったりなどプロとしてあるまじきことばかりです。そのため、疑惑の段階でも東京オリンピックのエンブレムの撤回に至ってしまいました。実は私もキービジュアル作成時当初に人のブログ画像を使っていました。でも、これはいくらなんでもまずいだろうと思い必死にインターネットで著作権フリーかつ加工自由な画像を扱っているWebサイトを探してやり直しました。素人でもちゃんとやっているのにプロの佐野さんがいい加減だったというのは残念です。慣れが出ちゃったのですかね。
話が少し脱線してしまいましたね。Webサイトのデザインコンペは締め切りや想定外のことがあったりなどプレッシャーが多くて大変ですが、色々なことを考えたり学べたりするのでとても良い経験となります。いつの日か私の作成したWebサイトのデザインが採用されることを夢見ながら頑張って行きたいと思います。