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コンプライアンス研修

2014年10月24日  中村 発

こんにちは。中村です。
昨日、立石工場でコンプライアンス研修を受けてきました。
葛飾の事業所全体で受けるもので、金町工場と立石工場に分かれそれぞれ3時間の研修でした。
講師の方が2名おみえになり、実際に使われているデバイスの紹介などもまじえ表情豊かにテンポよくお話ししてくださいました。
コンプライアンスって何よ?というところからスタートです。
よく「法令の遵守」と訳されますが、ただ「法律や条令を守りなさいよ」などという話ではありませんでした。
組織を運営するうえで起こりうるあらゆるリスクを想定し、その予防と対策について考えておき、常に最善の行動をしようねというお話です。
リスクの例に、「リーマンショックのような世界的な恐慌が起こって商品が売れなくなったらどうしよう」といったものまでも含まれているとのことで驚きました。
「トラブル=経験済みのもの」なのに対し、「リスク=未経験のもの」だから、「経験則」「前例」「慣習」で判断してはいけないという考え方も目からウロコでした。
企業倫理」を地面とすると、「法令遵守」はレールで、そこで初めてその上を「企業統治」の電車が走る、という喩えがされていましたが、まさに法人経営の基礎であるなと思いました。
身の回りで思い浮かぶリスクとして、デザインやプログラムのソースコードなどの著作権についての話がイメージしやすく分かりやすかったです。
機密情報の漏洩食品偽装など、いまだ記憶に新しい不祥事を、時系列にそって振り返り「どこで間違ってしまったのか?」について詳細なお話を聴くのは、(不謹慎ですが)サスペンスドラマを見ているようでハラハラしました。
ハラハラといえば、セクハラ、パワハラの話もありました。
最近のセクハラは「男性から女性へのいやがらせに限らない」とのことでふと、ここ最近若い女性がやたらと可愛く見える私は、お酒の席などでつい「キミは可愛いねええ!!」などと肩をバンバン叩きながら連呼してしまうのを思いだして冷や汗が出ました。
リスクマネジメントについてどんなに緻密なマニュアルを作っても、それを実行するのは人間なので「意識」のありようが一番大事だなと思います。
不正行為・違法行為は必ず発覚すると心得よ!」というくだりでは、何も悪いことをしていないのに「ごごごごめんなさい」と言いたい気分になりました。
何というのか、講師のお2人は「体操のお兄さん&歌のお姉さん」のようですこぶる明るいのに、全体を通して恐ろしげな緊張感がただよう研修ではありました。
さしあたって、シュレッダー行きの書類が溜まっているので時間を見つけてかけようと思います。小さなことからコツコツと。

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