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本を読む

2014年01月31日  古関 発

こんにちは、古関です。
インフルエンザが流行っているようですが、みなさん大丈夫ですか。
今回は読書のことで少し書かせていただきます。
私は手を動かせないので、だいぶ前からページをめくるのが難しくなり、読書は誰かに手伝ってもらっていました。しかし、少々不便を感じ、読みたい本をスキャンしてPDFにすることにしました。
裁断機とスキャナを購入。それまで「つんどく」状態だった多くの小説や雑誌があっという間にMacに取り込まれていきました。
効果は絶大! 読みたい本が自分のペースで、ちょっとした合間を見つけて読めるようになりました。それからは読みかけの本はデスクトップに置いて、いつでもすぐに読めるようにしています。
「本」をダブルクリックするとAdobe Readerが起動して読書開始。でも、すぐに違和感を覚えました。読書をしている最中、何となく落ち着きません。この感覚はなんだろうと考えているうちに、気づいたことがあります。
今までは紙の本しか読んだことがありません。当たり前のことですがその時はいつも「本を開いて」いました。読んでいないページでも、左右どちらのページも目に入っています。けれど、PDFだと1ページしか表示されません。
そこで、設定を変えて見開きにすると違和感がだいぶ薄れて、話しに集中できるようになりました。でも、はじめから電子書籍に慣れ親しんでいれば、違和感は感じなかったでしょう。
将来、紙の本が無くなるかどうかわかりませんが、その多くが電子書籍にとってかわると思います。そうなるとページはめくるものではなくなりますね。「めくる」という視覚的効果を付けたり「ぱらっ」という音を出すことはできますが。
本であれば、持ったときに紙の質感を感じますね。指が乾いているとめくりづらかったりします。タブレットだと、持ったときの感じは金属やプラスチックの硬い感触でしょうか。カバーを付けて使っている人もいますね。
もしかしたら、本を持ってページをめくりながら見開きで読む人と、タブレットを手に1ページのみ表示して読むのでは、読んだ本に対する感想だけではなく、いろいろな物事の感じ方、考え方が違ってくるかもしれません。

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